ジャンセン(JANTZEN)の理念や考えに基づき、そこから派生したライフスタイルに纏わる“ヒト・モノ・コト”にフォーカスしていく連載企画「JANTZEN COLUMN」。
今回は、私たちが好きな“クラフトティー”が楽しめるカフェ「SMITH TEAMAKER(スミス・ティーメーカー)渋谷店」をご紹介。ここでは、16種類のシグネチャーティーをはじめとする定番品のほかにも、東京限定のブレンドティーやティー&フードのペアリングメニューなどもラインナップ。渋谷駅直結のごく駅近にありながら客席が広々していて、どこかひらけた雰囲気を感じられるところもポイントです。
ジャンセンと同じくアメリカ・オレゴン州ポートランド発祥の「SMITH TEAMAKER(スミス・ティーメーカー)」は、アメリカ紅茶文化の再興に尽力した名匠、スティーブン・スミス氏が2009年に立ち上げたスペシャルティ・ティーブランド。スミス氏と言えば、かつてスターバックスのチャイラテを手掛け、世界中に「チャイ」を広めたことでも有名な紅茶職人。
そんな彼の集大成とも言えるブランド「スミス・ティーメーカー」では、伝統を生かしながら現代のライフスタイルに合わせた“新しいティー体験”を提案。クラフト(手仕事)とクリエイティビティー(自由な在り方)をテーマに数々のティーを打ち出している。
“ティー”もしくは“紅茶”と聞くと、クラシックで優雅でアフタヌーンティーのように華やかなテーブルシーンを想像する人も少ないはず。それももちろん正解。しかし、「スミス・ティーメーカー」では、ひとつの紅茶文化のあり方として、肩肘張らずにラフに楽しめる美味しくてウェルビーイングなスペシャルティ・ティーを手がけているのです。
渋谷には多数のカフェがあるものの、その多くはコーヒーを主軸としていてティーが主力というお店は中々ない様子。お茶派はもちろん、コーヒーは好きだけど今日は気分じゃないなというときにも重宝するカフェとなるはず。
渋谷スクランブルスクエア内にある旗艦店「SMITH TEAMAKER SHIBUYA TASTING ROOM (SHOP & CAFE)」は、ブランドの全種類のティーを購入できる“ショップ”と、ショップ同様に全種類のティーを飲むことのできる“カフェ”の2つのエリアで構成されている。気になるティーをカフェで実際に飲んで、そして気に入ったティーの茶葉(ティーバッグ)を購入すれば家でもお気に入りの1杯を楽しめるのが嬉しい。
「スミス・ティーメーカー」の茶葉は、これまでポップアップのタイミングや取り扱い店でしか購入できなかったので、テイスティングしてから買いたくてもなかなか叶わなかった。この旗艦店では、それが容易になったことが何よりの利点とも言えそう。そして、この旗艦店だけで楽しめるメニューやティーバッグのアソートボックスも必見!
3種類のクッキーサンドイッチは、このメニューだけで楽しめるもの。3つのティーとの調和を味わって。ペアリング ティー フライト¥3300
※イートイン限定。価格は取材時のもの。サイズ、店内飲食・持ち帰りなどで価格が異なる場合もあります。
カフェでは、「PAIRING TEA FLIGHT(ペアリングティーフライト)」というティーとフードのペアリングセットが一押し。これは「スミス・ティーメーカー」流のアフタヌーンティーの表現とも言えるメニューで、このセットでしか食べることのできない3つのクッキーサンドイッチ(写真奥:左から、ドライトマト & オリーブ、トリュフ & プロシュート、カカオ & デーツ)と、それらに合わせて飲みたい3種類のティー(写真手前:左から、No.39 フェズ、No.55 ロード ベルガモット、No.67 メドウ)の特別なマリアージュを楽しめるワンプレート。
クッキーと紅茶のコンビネーションながら、甘いだけじゃなく塩味もスパイス感も楽しめて、まるで前菜・メインディッシュ・デザートと展開されるコース料理のようなティーペアリング。美味しくて驚きのある味覚体験ができるはず、ぜひ試してみて。
好みのティーを6種類選び、缶に詰め合わせると自分だけのアソートボックスが完成。ミックス & マッチ¥2200
※価格は取材時のもの。サイズ、店内飲食・持ち帰りなどで価格が異なる場合もあります。
店舗がオープンする以前のポップアップでも好評の「MIX & MATCH(ミックス & マッチ)」は、渋谷店でもお目見え。自分の好きなティーを6つ選んで、渋谷店限定デザインの素敵な缶に詰め合わせることのできる商品。これからの時期、バレンタインやホワイトデーのギフトとしても良さそう。もちろん、自分用にもゲットしたいところ。
ちなみに「スミス・ティーメーカー」が現在販売しているティーはどれもティーバッグタイプ。だけど、いわゆる茶葉(ここではティーバッグタイプでないものを指す)に採用されるものと同等の品質のティーリーフを使用し、“ティーバッグだとあまり美味しいお茶が飲めないのでは?”というよくある話も払拭。加えてアメリカのブランドということも相まって、1つのティーバッグも一般的に日本で売られているそれより大きめサイズ。ブランドマネージャーの近藤さんいわく「小さめのティーポットなら1包でも充分美味しいティーを淹れられますよ」とのこと。
「スミス・ティーメーカー」で現在展開中の主なブレンドティーは、主に使われる茶葉の種類で分類されていて、私たちがいわゆる紅茶と称しているダージリンやアールグレイなどの「ブラックティー」をベースにしたもののほか、緑茶とハーブやボタニカルをブレンドした意外性がありつつも親しみ深い味わいの「グリーン&ホワイトティー」、身体と心に優しく染み渡るノンカフェインのハーブティー「ハーバル インフュージョン」の3カテゴリーからなる。
それぞれのカテゴリーごとにパッケージの色分けがされていて、「ブラックティー」はグレー、「グリーン&ホワイトティー」は淡いグリーン、「ハーバル インフュージョン」はオレンジ。カテゴリーで選びたいときもわかりやすい。加えて、上の3カテゴリーとは別に、シグネチャー アイスティーやエリア限定、季節限定といったスペシャルティーも見逃せないラインナップ。
渋谷店限定の「No.428 トウキョウ トワイライト」は、同店を訪れた際にはぜひチェックしてみてほしい銘柄。こちらは日本初店舗のオープンを記念し、東京の活気と静けさからインスパイアされたグリーンティー。静岡県産の煎茶に、さっぱりとしたグリーンルイボス、そして芳醇で清涼感のあるジュニパーとラベンダーも加わってバランスの取れた生彩を放つ1杯に仕上げられている。
冬季限定のシーズナルティーの1つ、「No.31 Ho Ho ほうじチャイ」。焙煎特有の深みとスパイスが交わり、複雑で柔らかな味わいが特徴のカフェインレスなチャイ。
「スミス・ティーメーカー」では、春夏秋冬のシーズナルティーを出している。冬季は、写真の「No.31 Ho Ho ほうじチャイ」のほか、「No.12 サイレント ナイト」「No.25 モーニング ライト」の全3種を展開中。季節ならではのムードや果実を生かしたブレンドティーも他では味わえない、「スミス・ティーメーカー」ならではのクリエイティビティを楽しめる。
渋谷店の大きな窓から望む季節ごとの風景とともに、それぞれの味と香りを堪能してみては。
SMITH TEAMAKER SHIBUYA TASTING ROOM (SHOP & CAFE)
住所:東京都渋谷区渋谷2-24-12 渋谷スクランブルスクエア4F
時間:10:00〜21:00
TEL:03-4500-8428
WEB:https://smithtea.jp
Instagram:@smithtea_japan
*年末年始:12/31は18時クローズ、1/1休業、1/2,3は20時クローズ
【合わせて読みたい】JANTZEN COLUMN vol.1
>>それは、アメリカ紅茶界のマルコポーロ。「SMITH TEAMAKER」の紅茶で、ポートランドを感じるティータイム
photograph_Yume Takakura /
edit_Ryoko Suzuki