JANTZEN COLUMN vol.27
2024年、あの人のToDo リストと心掛け
10 things for a new encounter.
2024.01.30

ジャンセン(JANTZEN)の理念や考えに基づき、そこから派生したライフスタイルに纏わる“ヒト・モノ・コト”にフォーカスしていく連載企画「JANTZEN COLUMN」。

今回は、“あの人のToDo リストと心掛け”をテーマに、ジャンセンの制作や企画に携わるスタッフやゆかりのあるクリエイターたちにインタビュー。この1年の間に取り組みたいことや暮らしの基本にしたいことを教えてもらいました。全10項目、日常の中に新しい発見が見つかるようなグッドシングスをご紹介。

01.日々の“ゆとり”を大事にする

仕事でもプライベートでも、様々な物事において“ゆとり”を意識しながら過ごしてみる。「何事においても程度のゆとりを持って、いい意味で“ルーズに生きる”ことを今年の心掛けにしています。スケジュールを詰め込みすぎず、ある程度の余白を残しておきたい。ゆとりがあれば、休息することもできるし、ふいに気になった場所に足を運んでみることもできる。結果的により良い仕事にも繋がるんじゃないかな」(フォトグラファー・山崎悠次さん)

02.ワードローブを整える

ワードローブを整えることは、単純にオシャレ計画とも言えるけれど、今、そしてこれからなりたい自分を想像し、向き合うこととも言えそう。必要に応じてTPOも意識しつつ、今の装いとしてしっくりくるアイテムを選びたい。「アパレルという仕事柄、所持する服も多くなりがちですが、今年は特に長く大切にしたいと思える服や鞄などを買うことを心がけてクローゼットを整理したい。ちなみにこの春はレースやフリルがあしらわれたガーリーなアイテムが気になっていて、しばしばチェックしています。ジャンセンの新作では、デニムジャケットとデニムパンツのセットアップをデイリーウェアとして新調したいな」(ジャンセン プレス・橋田桃子)

03.愛用の道具を見直してみる

日々使う道具は、自分の暮らしをつくるものといっても過言ではないはず。相棒のような仕事道具、何気なく手に取っている日用品も時々見直して、手入れをしたり新調したり気にかけておきたい。「ヘアメイクの仕事を始めてから、仕事道具は時間をかけて収集してきました。国内はもちろん海外でも調達したし、輸入もした。メイクツールではない日用品も役立つのでは!と色々買いました。どれもこれも“何かに便利、いつか使うのでは”と大切にしてきましたが、だんだんと自分の仕事に必要なものが分かってきたので、今年は所持する道具を厳選し、工夫しながらよりシンプルなラインナップに整えたいと思います」(メイクアップアーティスト・Chiho Hataeさん)

04.デイリーに心身を労わる

心地よい暮らしの基盤となる心身の健康。ヘルシーな自炊を心掛けたり、睡眠時間を大事にしたり、デイリーに体のケアを意識したい。定期的なご自愛ルーティンを取り入れてみるのも手。「心身のケアのひとつとして、“よもぎ蒸し”を取り入れていきたいです。昨年末に1度、知人の紹介でよもぎ蒸しを体験したのですが、想像以上に体が内側から温まって、じっくりといい汗もかけて、その日はよく眠れたのもよかった。今年は定期的に通いたいな」(スタイリスト・松野仁美さん)

05.私的サスティナブルを考える

仕事をしながら毎日家事もきちんとする、というのは中々難しかったりする。無理せず、できる範囲の取り組みで自分が“続けていける生活”のキホンを押さえておけば、毎日をもっと心地よく過ごすことができるはず。「仕事や制作が第一優先で、自分1人のために食事の支度をしたり、定期的に掃除をするといったことの優先度が低かったのですが、最近、このままの状態だと色々長続きしないなと感じてきて。ずっと続けていける仕事と余暇のバランスであったり、心地よくいられる部屋を保つためのことに意識が向いています。ひとまず、作業環境を良くすることと、コンビニでご飯を買うのを減らしたい。根がずぼらすぎるので、ハードル低めに頑張りたいです…!」(イラストレーター・藤原琴美さん)

06.散歩感覚で小旅行を楽しむ

電車や自動車で向かうと比較的近場と言えるあのエリア。行き慣れた場所も歩きやサイクリングで行ってみたら新しい発見がありそうだ。「東京から横浜まで寄り道しながら徒歩で歩いて行く、徒歩ご近所旅行をしたい。きっかけは、年始の駅伝中継番組。選手たちみたいにランニングで都内から箱根…とはいかないけれど、自分の足で歩いて行ってみたくなった。旅というとなんだか壮大だったりバケーションのイメージがあるものの、日常の中に数々の小旅行を取り入れてみたら絶対楽しいはず。自宅→両国への小旅行でちゃんこ鍋を食べて帰るのもいいなあ」(フォトグラファー・高倉夢さん)

07.読書の時間を設ける

大人の嗜みの1つとして、本や活字に触れるひとときも取り入れてみたい。就寝前のくつろぎ時間のお供や休日の朝など、近頃もっぱらSNSチェックや動画視聴タイムだったところに読書という選択肢も。まずは手始めに1冊、今気になる本を見つけてみましょう。ふと意識してみると、気になる作品は数あれど読まずじまいになっていた人も多いのでは? 「最近Kindleを手に入れたので、今年は活字に触れる時間を増やしたい。Kindleでは、気になった箇所をハイライトしておけば、あとで該当箇所をスムーズに読み返すことができる機能があり、気に入っています。タブレット1つで複数冊の本を所持できる点もいい。今は『猫を抱いて象と泳ぐ』をはじめ、かつて愛読した小川洋子さんの作品を改めて読んでいます」(ディスクユニオン「Girlside」ディレクター、DJ・多屋澄礼さん)

08.博物館に足を運んでみる

大人になっても学び続けている人に憧れます。何かを勉強をする、と改まらずとも、仕事帰りや週末にふらっと博物館へ立ち寄ってみるだけでも新しい発見や自分を豊かにしてくれる教養が身につくはず。「何度か“リピーターズパス”を購入しているくらい国立科学博物館のファンです。子どもの頃から大きい生物や骨格標本をみるのが好きなのですが、あえて同博物館が好きな理由を挙げるならば、特別展はもちろん、常設展も動物の剥製標本、恐竜の骨格標本、植物、鉱物の展示など大変見応えがあり何度行っても飽きないこと。近頃、運営が厳しいということを耳にしたので、今年は応援の気持ちも込めて“友の会”への入会を検討中。しばしば通って、知見を増やしたいと思うこの頃です」(ジャンセン デザイナー・奥野容子)

09.野外アクティビティを充実させる

パンデミック以降、これまでキャンプやハイキングをはじめ、自然の中でのアクティビティを楽しむ人が増えてきたように思います。アウトドア好きなあの人が、今気になるキャンピングエリアとは?「アウトドア好きな僕の週末はもっぱらキャンプ! 今年トライしたいのは、西日本エリアのキャンプ場への遠征キャンプ。今気になっているのは、琵琶湖の湖畔にある“マイアミ浜オートキャンプ場(滋賀県)”、日本一星がきれいに見えるキャンプ場と言われている“若杉高原おおやキャンプ場(兵庫県)”、温泉地にある“平湯キャンプ場(岐阜県)”。また、遠征先までの道中にある道の駅や地元スーパーで、現地の食材、地ビール等を買うのも楽しみです」(ジャンセン EC担当・伊藤 大生)

10.外国のムードに触れる

できるなら長期休暇をとって海外へと足を伸ばしてみたい。仮にそれが叶わなかったとしても日本に居ながら外国のムードを味わうことはできる。例えば、西欧の雑貨が集まるアンティークマーケットへ行ってみたり、本場で修行したシェフが手掛ける料理を食べてみたり、気になる国のトラベルガイドを読んでみるというのも心が躍るもの。「今年もパリへ長期滞在する予定なので、合間にスペインまで足を伸ばして、バルセロナで美術鑑賞とアントニ・ガウディの名建築・サグラダファミリアへ行くことを検討中。また、旅先では、訪れた各国でひとつマグネットを購入することを決めていて、コレクションしています。今年は、スペインのマグネットが増えたら良いなと思います」(イラストレーター・INEMOUSEさん)

illustration_INEMOUSE /
edit & text_Ryoko Suzuki