ジャンセン(JANTZEN)の理念や考えに基づき、そこから派生したライフスタイルに纏わる“ヒト・モノ・コト”にフォーカスしていく連載企画「JANTZEN COLUMN」。
第9回目・第10回目では、ジャンセンの故郷・ポートランドでも馴染み深いフード“ドーナツ”にちなんで、東京のドーナツアドレスを特集。話題の新店舗をはじめ、それぞれのこだわりが詰まったドーナツショップを紹介します。次の休日は、気になるショップを経由した散歩計画を立ててみては? 記事内に登場するイラストのジャンセンコーディネートも必見。
今年3月にオープンすると同時に連日行列&完売が続く、中目黒駅前の“生ドーナツ専門店”「I’m donut ?(アイムドーナツ?)」。同店で打ち出されている“生ドーナツ”とは、高加水のブリオッシュ生地を使用した、とろけるような“まるで生食感のドーナツ”のこと。その原点は、姉妹店とも言える人気ベーカリー「amamdacotan(アマムダコタン)」で販売されていた生ドーナツ。
その反響が大きく、多くのお客さんからの要望に応えるかたちで専門店を立ち上げる運びに至ったのだそう。今や固有名詞化したと言っても過言ではない生ドーナツ。ふわっと、しっとりとしたこの絶品ドーナツのアイデアは、“アマムダコタンでパン生地に使用しているブリオッシュをあげてみたところ、美味しかったから”という試作商品からの誕生。現在アイムドーナツ?で展開している生ドーナツは8種類。
一番人気のプレーンの「アイムドーナツ?」(店名と同じ名称が付けられた一番ベーシックなフレーバーの生ドーナツ)をはじめ、チョコレートフレーバーやレモンアイシングを施したものから、生ハムをのせたオリーブ入りの塩ドーナツという変わり種までラインナップされている。全種類購入する人も少なくない。なお、もうすぐ新しいフレーバーが登場するというウワサ!アイムドーナツ?の公式インスタグラムで発表されるとのことなので、気になる人はフォローしておこう!
窓からドーナツの製造工程を見ることができる店舗設計もアイムドーナツ?のこだわり。まるで、工場見学をしているかのようなワクワク感を味わえる。フワフワと揚げられていくドーナツ、その製造シーンを眺めてから実際に購入してみると、今手元にあるドーナツに対して愛着感のようなものを覚えるから不思議だ。かわいい、おいしい、愛おしい。パンでもないし、ケーキとも違う。ドーナツはドーナツ。“ドーナツ”って私たちの心にハッピーを届けてくれる食べ物だと改めて思う。
揚げる前のタネは、白くてとろんとしたブリオッシュ生地。一個一個のサイズに丸められている。これをひとつひとつ丁寧に揚げ、それぞれのトッピングやアレンジを加えて完成したものが、私たちの手元に届く。つかんだ瞬間にフニッと指が生地に埋まってしまうくらい、とにかくフワッフワのアイムドーナツ?の“生ドーナツ”。上の写真で手に持っているのは一番人気のプレーンの生ドーナツ「アイムドーナツ?」(¥205)。
6つよりボックス入りで購入できる。
甘い香りが漂う箱を開くと……思わず笑みがこぼれる!
持ち帰り用の袋(有料)には、「?」のグラフィックが。
シンプルだけど街で見かけたら気になるデザイン!
初めてアイムドーナツ?のドーナツを食す際の“口に含んだ瞬間の驚き”をあなたも体験してみて。
I’m donut ?
住所:東京都目黒区上目黒1-22-10 B-10
時間:10:00〜20:00 ※完売次第閉店 不定休
*5月30日、2号店が渋谷にオープン!
「hocuspocus(ホーカスポーカス)」が手掛けるのは、こだわりの素材を活かして仕立てるケーキのようなドーナツ。見た目に心を奪われがちだけど、素材の持つ魅力や食感、風味を大切にしながら、コーヒータイムや朝食、デザート、お酒のお供など、様々なシチュエーションで楽しめるように日々研究を重ねて生み出されている最先端のドーナツだ。ラインナップは、定番の10種類にシーズナルのものや新作を加えて、常時16種類がそろう。
中でも特に人気のドーナツはピスタチオのドーナツで、焼きと蒸しの2種類を展開。土・日曜限定で“ピスタチオプリン”という変わり種も登場する。ちなみに今回スタッフが購入したドーナツ(上の写真)は、ピスタチオパウダー、グリーンピスタチオが生地に練り込まれたスチームドーナツ(前述の蒸しスタイルのピスタチオドーナツ)の「ピスタチオホワイトチョコレート」(¥490)。ベルギーチョコレートと自家製アプリコットジャムを使ったザッハトルテのような「アプリコットチョコレート」(¥480)。ベルギーチョコレートチップが練り込まれた濃厚な生地とパチパチキャンディ×フランボワーズの風味がたまらない「フランボワーズ」(¥500)。
イートインでいただく際には、リトルナップコーヒースタンドの豆を使用したコーヒーとのペアリングで味わってみて。
a.この看板が目印。一見、ここはドーナツ屋?と思ってしまうようなスタイリッシュな外観もホーカスポーカスならでは。 b.シティライクでモダンなカウンター。一般的なスイーツショップよりメンズのお客さんの割合が多い気がする、その理由の一つはこの店構えにあるのかも?気になる人とのデートの際にもぜひ。 c.ショーケースに並ぶドーナツ。初めて出会うフレーバーが多い! d.貰ったら絶対嬉しいおしゃれなギフト用ボックス。4個以上の購入でギフト仕様と伝えると入れてもらえる。それ以下の個数でもボックスを購入(150円)することは可能。
hocuspocus
住所:東京都千代田区平河町2-5-3
時間:11:00〜18:00(土日曜・祝日は12:00〜)
TEL:03-6261-6816
WEB:https://hocuspocus.jp/
Instagram:@hocuspocus_donuts
高感度なシティガール&ボーイたちのクチコミで、続々とファンを増やしているドーナツと言えば、忘れちゃならないのが「MY PICNIC(マイピクニック)」。2021年よりスタートした同店(いや同ブランドというべきか?)は、店舗を持たずにオーダー制でドーナツを作っている、新しいスタイルのドーナツショップ。基本的に種類はプレーンなシナモンシュガーのみ!という潔さも魅力的。変わり種は期間限定で、夏にはレモンのドーナツ、冬にはアップルサイダードーナツ、春にはコーヒーのドーナツが登場する。セルフオーダー以外でマイピクニックのドーナツを食べたい!という人は、イベントへの出店時に購入するか、定期的に委託販売が行われている都内の5つの飲食店で購入すべし!各店への入荷情報はマイピクニックのInstagram(@mypicnic_tokyo)で告知されているので要チェック。
a.ドーナツの入ったクラフトバッグを持ってピクニックに! b.個包装になっているからお裾分けもしやすい。リングドーナツとまるいボール型で1組(1パッケージ)350円。 c.飽きのこないシンプルなシナモンシュガードーナツ。老若男女に愛されるのも納得。 d.ボールドーナツの正体は、リングドーナツを作る過程で登場する“輪っかのくり抜き部分の生地”をころんと丸めて揚げたもの。「買ったらなるべく早めに食べるのがベターだけど、時間が経ってしまったら、袋ごとレンジで1〜2分温めて」(オーナー談)。
MY PICNIC
ドーナツの購入はオーダーまたは委託店舗、イベント出店にて。
*オーダー購入は、8個から可。購入日時、ピックアップおよびデリバリーエリアは要相談。
Instagram:@mypicnic_tokyoのメッセージ(DM)または、
Eメール:mypicnic20@gmail.com から、問い合わせを。
定休日:日・月曜
人気店のドーナツは手土産としても喜ばれること間違いなし。お散歩がてらゲットしたら、あの子の家に立ち寄って“ハッピーのお裾分け!”なんていうのも良さそう。東京ドーナツアドレス《後編》もお楽しみに!
direction & photograph_Yume Takakura
illustration_INEMOUSE
edit & text_Ryoko Suzuki