JANTZEN COLUMN vol.5
ポートランドな週末トリップ!
山梨・甲府「ポートランディア サイダーバー&カフェ」に行ってみた
2022.01.27

ジャンセン(JANTZEN)の理念や考えに基づき、そこから派生したライフスタイルに纏わる“ヒト・モノ・コト”にフォーカスしていく連載企画「JANTZEN COLUMN」。

第5回目は、ジャンセンと深くゆかりのある“オレゴン州・ポートランド”のハードサイダー(シードル)やビール、コーヒー、ビーガンフードなどが楽しめる店「ポートランディア サイダーバー&カフェ(PORTLANDIA Cider Bar & Café)」をご紹介。

首都圏で、今一番アットホームで心温まる“ポートランドなスポット”の予感……!要チェックです。

関連記事:ジャンセン発祥の地、ポートランドって?
URL:https://www.jantzen.jp/2021/01/13/column-01/

昨年夏、山梨・甲府にオープンしたポートランドな店
「ポートランディア サイダーバー&カフェ」

山梨初のハードサイダー(シードル)専門店として、2021年7月にオープンした「ポートランディア サイダーバー&カフェ」。ここでは、オレゴン州ポートランド生まれのハードサイダーにクラフトビール、ポートランドの個性的なコーヒーショップから直輸入されたコーヒーのほか、ベジタリアン料理やグルテンフリーのスイーツなども味わうことができます。

「長年暮らしたポートランドのカルチャーを日本で広めたい」
気軽に身近に親しんでもらえるような“バー&カフェ”を

「自然が身近にあり、地元の農産物もある土地で店を開きたくて甲府へ。今の夢は、山梨で地産地消のオリジナルハードサイダーを作ること!」オーナー・小原 治さん

元々は、長年アパレル企業でパタンナーをしていたというオーナーの小原 治さん。ファッションの仕事をするなら海外でチャレンジしてみたいという思いから渡米し、ニューヨークで10数年、その後ポートランドを拠点に17年、かれこれ30年ほど海外で仕事をして6年前に母国日本に帰国。「偶然なのですが、服飾学校を卒業して最初に勤めていたのはジャンセン。だから今回取材依頼が来た時は、何十年ぶりの再会……!?と驚きました(笑)」

小原さんいわく、今や米国で住みたい街1位に挙がるポートランドには、大都市にはない独特の文化があるそうで、大企業ではなく、独立して個々で仕事を行う風潮も根強く、個人経営の店が多いそう。「共存共栄・各々の個性を大事にする風潮がポートランドならではの空気感を生み出していて、結果的にそれが多様性をあたりまえとする現在、多くの人々にとって理想的な街になったのでしょう。そして、僕はこのポートランドという地域で暮らし、見て体験してきた文化と肌で感じた心地よさを断片的にでも日本にも届けたいと思い、まずは東京で店をひらき、山梨に移住し“ポートランディア サイダーバー&カフェ”を開きました」

続いて、同店でぜひ味わってみて欲しいドリンク&フードを紹介します。

リンゴの甘味と酸味のバランスが◎
フレッシュな果実感が美味しい、ポートランド発のハードサイダー

どのハードサイダー(シードル)を飲もうかな?と迷ったら、まず試してみて欲しいのがレヴァレンドナッツハードサイダー(Reverend Nat’s Hard Cider)が手掛けるこちらの銘柄。エキゾチックなビール酵母で発酵させて作られているという「リバイバルハードアップル(REVIVAL HARD APPLE)」は、リンゴらしい甘みと酸味がバランスよく楽しめる味わい。100%ジュースのような果実感が感じられるところもグッド!

そして、ポートランドなお店だけど、輸入銘柄だけでなく、日本産のハードサイダーもレコメンド。前述のハードサイダーと合わせて楽しんでみて。

長野県で作られている「林檎学校醸造所」のハードサイダー。右は季節限定品。各¥930

濃く深いビールの味わい×フルーティーな香味
ポートランドのクラフトビール「CAST OUT IPA」

ポートランディアで取り扱うオレゴン産クラフトビールのラインナップからチョイス!ポートランド発、Crux Fermentationの「CAST OUT IPA」¥800

今回、乾杯の一杯に選んだのは、クラックスファーメンテーション(Crux Fermentation)の「キャストアウトIPA(CAST OUT IPA)」。こちらは、モルトの甘味とホップの強い苦味、そしてパッションフルーツのアロマとフレーバーを楽しむことのできるビール。

濃く深いビールの味わいと同時に、フルーティーな香味を楽しめる点が新鮮。普段はあまりビールを飲まない人も、これはちょっと冒険的な気分で試してみて欲しい銘柄です。

他にも4種類のオレゴン産(地域は、ポートランド、セイラム、ヒルズボロ)クラフトビールがそろう。左から「PORTER(ヒルズボロ)」「HAZY IPA(セイラム)」「READY PLAYER ONE(ポートランド)」「STARBURST IPA(ポートランド)」各¥800

どれも缶のグラフィックが印象的。直感で惹かれたパッケージデザインの銘柄を選んで飲んでみるのもいいかも?

ハードサイダーやポートランドビールと一緒に楽しみたい、
一押しおつまみ

おつまみだけど、もはや主食としていただきたい一押しのワンディッシュ「大豆ミートナチョス」!濃厚チーズがとろける大豆ミートのタコス、サルサ、ワカモレをトルティーヤ・チップスと合わせて楽しむ一品。

クセになる美味しさ!「大豆ミートナチョス」¥800

ちなみに、同店は“ヴィーガンのレストラン”ということを特に掲げているわけではないけれど、ポートランドでは、かねてよりヴィーガンやベジタリアンの食文化が当たり前に浸透していることもあり、このようにベジミート(大豆肉)を使用したメニューや動物性食材不使用の焼き菓子なども展開。

さらにグルテンフリーのスイーツも様々にそろうので、より多くの人にとってフレンドリーなバー&カフェとなっています。

ポートランドで話題のコーヒーショップから直輸入!
お土産にフレッシュなコーヒー豆はいかが?

ポートランディアでカフェメニューとして提供されているコーヒーは、昨今のポートランドのコーヒー文化を語る上で見逃せない、注目のコーヒーショップ「スターリングコーヒーロースターズ(STERLING COFFEE ROASTERS)」のもの。

浅煎りスタイルのものが多いポートランドのコーヒー。フルーツやナッツを思わせる爽やかな味とアロマが特徴的。左から「デカフェ(中深煎り)」「エルサルバドール(浅煎り)」「エチオピア(浅煎り)」「スペシャルブレンド(中深煎り)」全4種 各¥1,000

店頭で飲むだけでなく、自宅でもフレッシュなポートランドのコーヒーを楽しめるように、と豆も販売されています。ぜひ、お土産として購入してみては?

店内の壁を彩るポートランドなアート作品も要チェック!

店内の壁に飾られているポップなアート作品もポートランドのアーティストが手がけたものだそう。購入可能な作品もいくつかあったので、気になる人はオーナーの小原さんにお声がけを。 関東エリアから新幹線に乗って約2時間で行ける山梨県・甲府のポートランドなスポット「ポートランディア サイダーバー&カフェ」。お近くにお住まいの方はもちろん、週末のプチトリップやドライブの際にも立ち寄ってみて。

「PORTLANDIA Cider Bar & Cafe」
住所:山梨県甲府市朝日5-6-11 サンハイツひぐち 1F
時間:12:00~21:00(日曜 ~20:00)、月曜定休
Instagram:@portlandia_cafe

JANTZEN COLUMUN vol.5、いかがでしたか?
今回もジャンセンの発祥の地である、アメリカ・ポートランドのカルチャーを身近なところから感じてみよう」をコンセプトに展開させていただきました。
JANTZEN COLUMUN vol.6は、2月中旬公開予定。お楽しみに!

direction & photograph_Yume Takakura
(Instagram: @y_u_m_e_
edit & text_ryoco. (Instagram: @merrymapleni